シートベルトの必要性と装着方法

シートベルトとエアバッグ

車に乗る以上、危険性というリスクはゼロにすることはできません。自分で注意していても、事故に巻き込まれる可能性があります。常にリスクを背負って運転するわけですが、このリスクを少しでも軽減できるのが安全装備です。

その中でも、シートベルトは最も重要な部品だといえるでしょう。

車は衝突した場合に、ボディが衝撃を吸収し耐えます。どんなに優れた衝撃吸収性を持っていても、シートベルトをしなければ大けがをしてしまいます。
どんなにひどい車であっても、シートベルトをしていれば、助かる可能性が高まるため、何よりも重要なものであるといえるのです。

最近の車は、エアバッグが当たり前となり、安全性が高まったといえるでしょう。
それでも、シートベルトをしていなければ、効果を最大限発揮することができず、衝突時には危険にさらされることになります。
両方使ってこそ、安全性が確保できるのです。

正しい着用方法は

シートベルトを着用する場合には、腰をシートにつけ腰の低い位置にベルトを通すようにします。

おなかにかけてしまうと、衝突時に腹部を圧迫し、危険性が高まってしまいます。ベルトがねじれている場合には、適切な状態に直しましょう。
鎖骨の位置に高さを合わせて着用することができれば、効果を発揮させることができるのです。

妊婦ならシートベルトをしないでもいいのか

妊婦さんの場合には、シートベルトは特例でしなくてもつかまらない、そんな話がまことしやかにささやかれます。
道路交通法を見てみると、着用義務がある中で、一定のやむを得ない理由がある場合には、除外の理由とすることができるとしているのです。
妊娠中で座席ベルトを装着することが、健康上適当でない者という記載が道路交通法施行令第26条の3の2にあり、これを根拠として、しなくてもいいのではないかという話になっているのです。

しかし、これがあるからといって、しなくてもいいというわけではありませんし、安全であるということではないのです。

妊婦の正しい着用方法

妊婦ということを考えたとき、シートベルトを使った安全性の確保はさらに高まるといえるでしょう。そのため、シートベルトをする際には、おなかのふくらみを避けて腰骨の最も低い位置に通すようにしましょう。

肩の部分も首にかからないように気を付け、胸の間を通し、体の側面に出るようにすることで、負担をかけずに装着することができます。

法律で除外される可能性があるからといって、胎児の安全を守ってくれるわけではありません。車というリスクのあるものに乗る以上、安全の確保は行うべきなのです。

仕組みを知ってこそ有効に活用できる

シートベルトは、事故から体を守ってくれる大事な部品です。
しかし、ただ巻いていれば効果を発揮できるわけではなく、その仕組みを知っていてこそ最大限の効果を発揮できるといえるでしょう。

万が一のために衝撃をコントロールしてくれるシートベルトは、急ブレーキや衝突時などにベルトをロックする機能を持っています。
加速度を検知してロックするわけですが、瞬間的にベルトを引き込むプリテンショナーという機能もあります。
これにより、乗員の保護性能を一気に高めているのです。

もしも、体が移動してしまった時には、ベルトによって負荷を受けてしまうこともあります。
こういった衝撃性を緩和し、吸収してくれるのが、ロードリミッターです。
どんなシートベルトでも、こういった機能を持っているからこそ、体を守ってくれるのです。

気が付かないところでどんどんと進化していくシートベルト

最新型の仕組みとして、モーター駆動機能を持ったモータライズドシートベルトという機構も出てきました。
ベルトの動きで、衝突時に衝撃を緩和させ、乗員を守る機能ですが、何の気なしにしているベルトの中には、最新の機構が取り入れられていたりするのです。